J2広島がJ1鹿島をやぶる。 この試合ではお互いに不満の残る試
合となってしまった。やはり審判の笛が大きく影響してくる。 この試
合、納得いかない笛が何回かあった。
中東の笛とまではいかないまでも、選手たちは納得いかないだろう
な!
サッカーのゼロックススーパーカップは1日、東京・国立競技場で行
われ、J2の広島がJ1の鹿島を相手に0−2から同点に追いつき、
PK戦(4−3)の末、初優勝を果たした。J2勢の優勝は初めて。同
じ顔合わせだった元日の天皇杯決勝で2位になった広島は、昨季
のJ1リーグと天皇杯をともに鹿島が制したため出場権を得ていた。
今季のJ1、J2リーグ戦は8日に開幕する。
○広島2−2(PK戦4−3)鹿島●
終盤に2点差を追いついた広島がPK戦を制した。鹿島は岩政、広
島は李漢宰と1人ずつが退場して迎えた後半4分、鹿島は本山のゴ
ールで先制、7分には野沢が追加点を奪った。広島は35分に途中
出場の久保がPKを決め、40分には佐藤寿のヘッドで同点とした。
PK戦で広島は5人中4人が決め、2人が外した鹿島を振り切った。
▽広島・ペトロビッチ監督 (0ー2から同点)リスクを負って攻撃し
たのが実った。(PK決着は)鹿島より少しラッキーだったということ。
▽鹿島・オリベイラ監督 判定について普段は発言しないが、見て
いれば何が起きたか分かると思う。今年の雲行きが怪しいのではと
思わずにはいられない。選手のパフォーマンスは良く、出足として
は非常に良かった。
◇降格の悔しさバネに…広島が粘って初V
広島は千載一遇のチャンスを逃したかに見えた。前半12分に鹿
島のDF岩政が2枚目のイエローカードで退場。1人多くなり、李の
右クロスなどで好機が増え始めた。しかし38分、今度は李が2度目
の警告を受けて退場。さらに後半は、相手の1トップに合わせて3バ
ックから不慣れな4バックに変えたが、連携の悪さを突かれ、開始7
分間で2点を奪われた。
しかし、選手交代を機に粘りを発揮する。まず後半12分、FW久
保がピッチへ。元日本代表で高さもある久保へのクロスが増える
と、鹿島のDFラインは徐々に下がり、中盤にスペースが空き始め
た。そこに、今度は新外国人のユキッチを投入。1点目はユキッチの
スルーパスに反応した久保が倒されたPKから。2点目はプレスが
緩んだ中盤から服部が好クロスを上げ、マークを外した佐藤寿が頭
で合わせた。
「いい軌道でボールが入ってきたので、タイミングをずらした」と佐
藤寿はしてやったりの表情。ペトロビッチ監督も「得点を返す強い意
志を感じた」と選手をほめた。
昨季はJ116位に終わり、入れ替え戦でも敗れて降格。しかし、悔
しさを胸に多くの主力が残留した。今季の目標は「J2で優勝してJ1
復帰」。負けられない試合が続くシーズンを控え、2冠王者に追いつ
いて撃破した意味は大きい。「この歓喜を力に変えたい」と佐藤寿。
雪辱に向け、絶好のスタートを切った。
引用元=http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=jleague&a=20080301-00000050-mai-socc